栄東高理科研究部の報告ページを最下段に追記しました(遅くなって申し訳ありません 24.12.22)
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11/3,4には【’24大菩薩ジオツアー】を無事開催することができました!

台風の影響が出てしまわないかハラハラする週末でしたが、当日は朝から晴天!想定通りのメニューで企画を進めることができました。参加表明いただいたのに参加が叶わなかった方々が多くおり、結果的にはこじんまりしたイベントとなりましたが、そのぶん一人ひとりと密に交流することができ、開催側としてはとても充実した時間でした~

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週末に台風(その後の低気圧)やそれに刺激された前線が大雨を降らす可能性があるとのことで、11/2昼時点で開催するかどうかや予定のスケジュールで開催するかを判断し、参加者にアナウンスすることに→11/2昼にはそれほど大雨の影響はなさそうな状況だったため、「予定通り開催します!」とアナウンス。
今回講演いただく先生や共催の「ジオトレアカデミー」さんは11/2甲府宿泊とのこと。不測の事態を考慮し、私は石和温泉駅前のAEONで食材を購入して甲府に向かい、先生方と合流。翌11/3に一緒にヒュッテに向かいました。道中から望む大菩薩はなんかいい天気っぽい!

11/3 10:35。予定通りの集合時間に集まったのは、都武蔵高2生で山岳部+そのお母様(PTA副会長)、栄東理科研究部高2生×2 の4名。中1生+その家族という組合せが2組と46回生+その家族などが参加する予定だったのですが、ご家族の体調不良や外せない用事が入ってしまったとのことでキャンセルに。想定よりこじんまりした企画となりましたが、進路を固めようとする渦中にある若者3人とPTA副会長の参加は主催する側としてとても刺激になるメンバーです。これからどんな形になるのかとても楽しみ!

11時過ぎにヒュッテ到着。荷物をヒュッテにおいて、まずはテラスで昼食をとりました。
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(都武蔵高2生とおかあさま。おかあさまの手の向こうに富士山の裾野がみえています)

食後にその場で、今回イベントの趣旨/ヒュッテの歴史等、共催の「ジオトレアカデミー」さんの紹介、久田先生からの挨拶 を行ったあと、ヒュッテ内に入って先生の講義が始まりました。
・・(内容は非公開。「講義の内容次第で次の参加を考えたい」という方がいらしたら、このHPの問い合わせ先よりその旨連絡ください)・・

さあ、いよいよ巡検/実踏です!大菩薩峠の先、親不知の頭まで。
その道中にふつうに転がる石や露頭も、先生の説明を受けると神々しい研究材料になります。DSC_0056

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(先生の渡した石をルーペで覗く栄東高Tさん)

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「このサイノメ状に割れるのが”節理”といって、なんでこうなるかというと・・・」

親不知の頭到着。澄み切った空気の中、富士山から白根三山、甲斐駒、八ヶ岳を一望!!

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(富士山とその間にある山なみ。この景色も座学の後では見方が変わってきます)

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(露頭から地層について読み解く久田先生。
フォッサマグナがどうしてできたかは、草加せんべいを割ってみればわかる!?)

巡検を終えヒュッテに戻るとさっそく夕食作り!
おかあさまが主導し、和気藹々とした雰囲気の中、高2の3名と一緒に作っていきます。
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(4人が仲良く作るシーンを写真に撮っていなかったのが残念)

夕食完成!メインはカボチャ/きのこ/レンコンの入ったカレーです!
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食後は、先生から能登地震や南海トラフ等の時事地学ネタ。
その後も多方面にわたる熱い議論であっという間に夜は更けました。
(都武蔵高2生は、ヒュッテ外にテントを張って一人の時間を楽しんでいました)


2日目。
都武蔵親子は早朝に起き出し、日の出を見に峠まで。
他の皆は7時前後にもぞもぞ起き出す。今日もいい天気です!
朝ご飯の「鮭茶漬け」も参加者4人で作ってもらいました。

食後は順次解散の自由時間Time。
都武蔵親子は9時発のバスで下山し、ぐるっと鉄道の旅に出かけていきました。
栄東の2人は理科研究部だけあって、周辺の生態調査(?)。
彼らが戻ってきてからヒュッテの掃除を行い、一緒に下山してきました。
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(下山途中で昼食をとった「すずらん」前で、バッタを捕まえようとする2人)

参加者がわずか4人になってしまいましたが、主催者としては充実感があってとても楽しんだ2日間でした。学校も異なる高2生が集まったことがやっぱり大きいな。
また、自分の息子だけではなく初対面の高2生とも和気藹々と料理を作ってくれたおかあさまにも感謝です。
参加された皆様、ステキな時間を共有できてとっても嬉しかったです、ありがとうございました!!


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・・・さっそくおかあさまからコメントいただきました!
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かねてより山岳部の息子が在学中の内に、一緒にヒュッテへ行けたらと思っていました。また、PTA副会長在任期間に行けるチャンス!と思い申し込みました。

まずは昼食後パワーポイントを使ってレクチャーを受け、そのあと大菩薩峠までトレッキングをしながら実際の岩や地形を見ると、なるほどと腑に落ちました。
さらに夕食後も薪ストーブを囲んで、プリント資料を見ながらのレクチャー。実地のあとに聴くとますます頭に染み込みました。

Eテレ高校講座 地学基礎でおなじみの久田教授のレクチャーは、文系で門外漢の私にもわかりやすく、また地学分野を志す学生の質問には専門的に答えてくださり幅広く学べます。
地学は地震や鉱物、水など生活に密接な関わりがあることを思い出させてくれました。
小学生向けの資料も用意してくださっていたので家族で参加しても楽しめそうです。

初めて訪れたヒュッテは武蔵の歴史を感じさせる山小屋。代々管理を受け継がれてきた山岳部OBの皆様には感謝の念が絶えません。
自然の中の山小屋なのでホテルのような潔癖さをもとめると、寒さとか虫とか小動物とか気になる方がいらっしゃるかもしれません。
サバイバル体験と思って楽しみましょう♪
夜は敷布団と掛毛布にさらに寝袋をお借りしたので快適にぐっすり眠れました。
寝袋の持参をおすすめします。

皆でわいわい言いながら作ったカレーやサラダも、空気の美味しさとトレッキング後のはらペコがスパイスになり、もりもりスプーンが進みました。

翌朝は日の出を見るために息子と二人でまた大菩薩峠へ。眼下に広がる雲海と朝日と富士山が神々しい眺望でした。
高校生ともなると一緒に出かけることも少なくなってくるので、受験や巣立ちの前にこのような親子の時間を持てて本当に幸せでした。(私は)
家族で、友達同士で参加してもよし、私達のように母子、父子で参加するのもオススメです。

素敵なツアーを企画していただき、参加中も細やかにサポートしてくださって、本当にありがとうございました。

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「ジオトレアカデミー」さんも既に開催報告があがっています↓
https://note.com/geotrekking/n/nfe3fec28c7d8

栄東高理科研究部の報告はこちら↓
https://www.sakaehigashi.ed.jp/schoollife/club/science_s/2024/11/2024-1.html