Hさんはじめ、山行に参加された皆様の声をまとめてUpします!!
*「八王子おおるり山の会」は、労山所属の創立30年になるハイキングから冬山、岩・沢までオールラウンドな山行を志向する90名超の山岳会です。毎年集中山行を行っておりますが、昨今の宿泊予約やキャンセル料等山小屋の利用が難しくなったこともあり、今回私の提案で大菩薩ヒュッテを利用させていただきました。当初は30数名の予定が、雨天のため16名になりましたが、それはそれでゆったりできてよかったなと個人的には思っております。
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以降は「おおるり山の会」のメンバーからいただいた声です(赤字の注釈は小屋番Oさんの註)。
【大菩薩嶺~武蔵山荘泊(柳沢峠コース)】参加者5名
<武蔵山荘パート> 登山道から少し入った場所に位置する山荘は、木々に囲まれており、注意深く見ていないと見過ごしてしまいそうだった。
霧雨の中を歩き、ようやくたどり着いた山荘。扉を開けて中に入ると、その日の管理人さんが、にこやかな笑顔で迎えてくれた。「お疲れ様でした」 という言葉とともに、手際よく乾燥室やお手洗い、宿泊する部屋の場所などを親切に案内してくれた。また温かいコーヒーも用意されていた。到着してすぐにこれほど丁寧な対応をしていただき、山荘での滞在が楽しみになった瞬間だった。山荘は決して広くはないものの、非常にコンパクトで機能的に建てられていた。その山荘の中心には、薪ストーブが設置されており、自然と皆がその周りに集まった。温かいコーヒーを片手に、ストーブを囲みながら、今日歩いてきた山行の話に花が咲いた。
管理人さんは、皆の質問に丁寧に答えながら、この山荘がいかにして建てられたかという歴史や、武蔵高校の山岳部の伝統について語ってくれた。皆、興味津々で耳を傾け、話に引き込まれていった。山荘の温かい雰囲気と管理人さんの親切なおもてなしに、参加者全員がすぐにこの場所を気に入った。「また来年も来たいね」と、皆が口をそろえて
再訪を期待していた。 山荘の壁には、長い歴史を感じさせる品々が数多く飾られていた。中でもひときわ皆の視線を集めていたのは、壁にかけられた大きな古いザックだった。現代の人間工学に基づいた設計とはかけ離れたそのザックを見て、昔の登山者がどれほどの苦労をして山に登っていたのか、想像するだけでも気が遠くなる思いがした。他にも、色あせた古い写真や、昭和時代の登山
道具類が並んでおり、この山荘が経てきた長い年月を感じさせた。一つ一つの展示品が、この小屋の歴史を物語っているようだった。山荘の設備で特に印象的だったのは、広々としたキッチンだった。調理器具や食器類も完備されており、食材さえ持ち込めば何でも作れる環境が整っているのは、グループのイベントにとっては
非常にありがたいことだった。 晩御飯は、有志メンバーが中心となって
腕を振るってくださり、冷えた体に染みわたる温かい豚汁と、皆が大好きなカレーライスが食卓に並んだ。夕食の時間になると、事前に注文しておいたビールや、各自が持参したお酒やワインで楽しい時間を過ごした。
早めの夕食を終えた頃、外を見ると幸いにも雨が止んでいた。すると管理の方が突然「焚火でもしようか」と山荘の裏庭へと向かった。私の大好きな焚火の火起こしを一緒にさせてもらって、とても嬉しかった。パチパチと音を立てて火が燃え上がる時に、他のメンバーもぞろぞろと裏庭に集まってきた。それぞれがお酒やおつまみを持ち寄り、揺らめく炎を囲んで尽きることのない山トークが始まった。 すると、管理人の方からさらなるサプライズ
が!花火とマシュマロを取り出してくれたのだ。 予想外の展開に皆大喜びし、歓声が上がった。マシュマロを火で炙りながら、夜空に咲く花火を楽しんでいると、まるで子供の頃に戻ったような気分になった。この場所はまさに、大人のための隠れ家、秘密基地のようだった。最高の夜に、皆の興奮は最高潮に達した。
余興はまだ終わらなかった。焚火の火を締めくくって山荘の中に戻ると、今度は参加メンバーがジェスチャーゲームのカードを取り出したのだ。 薪ストーブを囲んで、最初は皆少し渋々といった様子だったが、手探りで身振り手振りでの表現を始めると、段々と慣れてきた。驚いたことに、全員がそれぞれの表現の才能を存分に発揮し始め、次々と大きな笑いを誘った。その笑いが 1 時間ほど止まらなかっただろうか。まるで山荘全体 に魔法がかかったように、そこにいる全員が高校時代に戻ったかのような、最高に楽しく、忘れられないひと時となった。
翌朝、シュラフの中からでると、すぐに心地よい香りが鼻をくすぐった。ストーブの上で沸かされたお湯が淹れたてのコーヒーとなり、その香りが山荘の静かな朝に満ちていた。自然と皆がストーブの周りに集まり、それぞれのカップを手に、暖を取りながらゆっくりと会話が始まった。そして、 管理の方から「そういえば、昔2階の部屋でネズミのミイラ(⇒やまねのミイラ)があった…」と切り出した。ちょっと怖い話に皆が耳を傾けた。 朝食の準備は手際よく進んだ。昨日食べきれず に残しておいたご飯は、おにぎりに形を変え、アルミホイルを敷いてストーブの上に並べられた。
残りの豚汁も鍋ごと温め直され、湯気を立てた。 少し強張っていた体に、ストーブの熱と温かい朝 食がじんわりと染み渡った。 朝食と片付けを終えた私たちは、さっさと掃除機をかけ、別れの準備を進めた。時刻は 8 時近く、 9 時台のバスに間に合わせるためには、もう出発しなければならない。
名残惜しい気持ちを抑え、山荘の玄関で重い腰 を上げた。靴を履いて外へ出ると、ひんやりとした朝の空気が私たちを包み込んだ。素敵な一夜を過ごさせてくれた山荘と、親切な管理人さんお二
人に心からの感謝を伝え、山荘の前で皆で記念写真を撮影した。 さらに、本来であれば富士山が見えるはずの裏庭のスポットでも集合写真を撮り、この旅の思い 出を形に残した。後ろ髪を引かれる思いで、私たちは別れを告げ上日川峠へ向けて、足早に歩き出した。山荘の温もりを背中に感じつつ、次の再会
を願っての出発となった。
(報告:Y,G)
<他の参加者の感想>
H.Y:かつて高校生がクラス単位で使ったヒュッテに、 大人が山合宿、お酒も嗜めるし話の幅も広がる。
でも笑い、語らう時間はきっと10代の頃と変わらないな〜と不思議な気持ちになる大菩薩だった。決行してよかったとつくづく思いながら、武蔵高校OB の方々、買い出しやら車での運搬などスタッフに心から感謝した集中山行でした。
N.T:大菩薩嶺ヒュッテは見た目は小さく、表の山道からも見えずまるで大人の秘密基地という雰囲気でこんな所を一つ持っていたら一生幸せに暮らせるのではないかと感じました。今回は主催者チームの方が食材を揃えていただいたおかげで、豚汁、カレー、ごはんを前から憧れていたワンダーフォーゲル部さながら力を合わせて作る楽しみも味わえました。また、他のお客さんがいない開放感は何物にも変え難く、おおるりの定期行事にして欲しいくらいに感じました。
C.H:山荘では皆で料理を作り焚き火を囲み、花火をしたりと童心に戻って楽しむことができました。普段ご一緒する機会が少ない方々ともゆっくり話すことが出来て、貴重な時間を頂きました。
【黒川鶏冠山コース】 参加者5名
K.K:ヒュッテについてからはスタッフに準備していただいた豚汁、カレーライスを
堪能。小屋の管理人さんが焚火や花火を準備してくれているサプライズもあり、山行
に劣らない楽しい夜を過ごすことができました。
Y.S:とにかく楽しかったです。バス停から雨で,しとしと降る中の山行でしたがあまり一緒に歩く機会のないメンバーと新鮮な山歩きでした。ヒュッテでは、暖かい豚汁、カレーライス、ヒュッテの管理人さんの焚火や花火、などなどきりがないくらい楽しいエピソード満載でした。会にいるからこその2日間でした。みんなで集まるっていいですね。ヒュッテではスタッフはじめ、皆さんの用意して下さった食事を囲み楽しい時間を過ごさせて頂きました。
小屋番のOさんと意気投合してしまい、寝静まった後も大いに盛り上がってしまい皆さんの睡眠を妨げてしまい申し訳ありませんでした。
久しぶりに集中山行参加させて頂き、顔ぶれが大きく入替わって「おおるり」の世代交代を感じさせられました。 自分が先輩たちと同じ年代になって、先輩たちの様な山行ができていないのを感じさせられ、まだまだ努力が足りないと感じさせられました。
K.Y:山行後のヒュッテ泊は、想像をはるかに超える体験でした。建屋と設備は雰囲気があって居心地がよく、管理人さんもストーブの火を絶やさないだけでもありがたいところ、さら
にコーヒー、焚き火、花火、マシュマロ焼き まで準備してくださり、ホスピタリティが本当にすばらしかったです。夕食は豚汁に加えて、サプライズの具沢山カレーまで用意していただき、翌朝は薪ストーブで焼いたおにぎり、どれもとてもおいしかったです。夜は、まさかのジェスチャーゲーム大会で大盛り上がりでした。声を発しないジェスチャーでも、
個々の個性が爆発することがわかってとても面白かったです。 初めての集中山行は「もう二度とないのではないか」と思うほど楽しい体験になりました。
M.I:眺望は望めませんでしたがキノコを見つけたり、小屋では楽しいイベントで盛り上がり、またこうして集えたら良いな~と思える楽しい山行でした。
【北尾根バリエーションルート(偵察山行)コース】 参加者5名
大菩薩ヒュッテは一番乗りで都立武蔵高校山岳部 OB のお二人にウエルカムコーヒーを頂きお話を伺った。他のメンバーも集まりワイワイと豚汁&カレーを作成。食後は外で焚き火と花火。 ヒュッテのお酒やマシュマロも提供してくださり 山の話やその他で大変盛り上がった。室内ではジェスチャーゲームをして大笑いして過ごした。どのコースも翌日の山行を中止したので遅くまで飲んで 騒いでいられて、これはこれでたまにはいいねと言い合った。大菩薩ヒュッテは山岳部 OB 達が有志で管理しているとのこと。手入れが行き届いてお布団 ふかふか、手作りの発電機やプロパンガスで(⇒電気は水力発電とソーラー、カマドはプロパンで)照明パッチリ、調理もできて、卒業生たちの熱意と愛情を感じた。勝縁荘から続く尾根上にあり、上日川峠か らのバスに遅れそうな場合、この尾根筋に林道へ出ればバスの自由乗降区間なので間に合う可能性が あるとのこと。いいこと聞いちゃった( ^)o(^ ) 集中山行を企画してくださった担当の皆さま、武蔵高校卒業生の橋口さん、OB の皆さま、ありがとうございました!今度は春に、新緑の美しい北尾根が楽しみです。(報告:M.Y)
